台風19号の対応について

来週上陸が予想される台風19号について、市役所での災害対策会議が開催されましたので、その内容を市民の皆様に共有いたします。
台風の上陸が続きますが、何卒、早め早めの準備をお願いします。

台風19号の対応について(第1回災害対策会議)

(H26.10.10 11:30危機管理課)

1.気象情報
(1)台風情報・・・別紙による(※掲載なし)
(2)警報等・・・・現在は無
2.対応の考え方
(1)配備体制
ア 注意配備
10月13日(月) 9:00(予定)
イ 警戒配備への移行
10月13日(月) 15:00(予定)
(2)避難準備情報の発令について
避難準備情報発令の判断時期
10月13日(月) 15:00(予定)
イ 避難所の開設(予定)
◯避難所開設準備指示 10月13日(月) 15:00(予定)
◯該当地域(予定)
平成25年台風26号浸水地域、急傾斜地
◯避難所の開設 浸水地域(予定)
①馬橋市民センター
②古ヶ崎市民センター
③八柱市民センター
④五香市民センター
⑤古ヶ崎中学校
⑥南部小学校
⑦馬橋小学校
◯避難所の開設 急傾斜地(予定)
①相模台小学校
②各市民センター(12箇所)
◯物資搬送
※搬送物品・・・各市民センター:毛布30枚、アルファー米1箱、ビスケット1箱
ウ 避難勧告の判断
気象状況により判断

台風18号、松戸市での対応状況(11:00現在)

松戸市役所より連絡が入りましたので共有いたします。

台風18号の対応状況(10/6 11:00 現在集計済)
 
◇10時20分に土砂災害警戒情報の発令を受けて、「市内全域に避難勧告」を出しております。
 
◇通報内容
 ・道路冠水-------------------19件
 ・床下浸水--------------------2件
 ・側溝増水--------------------2件
 ・河川溢水--------------------3件
 ・トイレへの雨水流入----------1件
 ・トイレ、台所への排水逆流れ--1件
 ・大石崩れ--------------------1件
 ・土嚢要望-------------------14件
 ・倒木------------------------1件
 ・崖崩れ----------------------1件
 ・土留め崩れ------------------1件
 ・擁壁崩れ--------------------1件
 
◇河川の状況
 ・春木川・国分川及び前田川の一部で溢水
  家屋への浸水について調査中
 
◇避難所への避難者
 0件

 
15:00現在台風は通過しましたが、まだ崖崩れなどには警戒が必要です。
なにかお困りの事がありましたら、市役所までご連絡ください。

祝!松戸国際高校野球部、秋季関東大会出場

松戸国際高校が4日の準決勝で千葉黎明高校戦を3対0で破り、見事、昨年秋大会のリベンジを果たしました。
5日の決勝戦を残していますが、いずれにせよこれで千葉県で行われる関東大会への出場が決定しました。
 
やってくれましたね!!
松戸国際の野球部OBとして、また松戸市議として頑張った後輩野球部員に心より感謝いたします。
今、松戸祭りで盛り上がっておりますが、うれしいニュースにさらに盛り上がると思います。
今日、観戦に行かれた後輩からも多くの連絡をいただきました。
私は決勝戦は所用で応援に行けませんが、38年前の秋季千葉大会準優勝を是非超えて千葉県1位を獲得してください。期待しております。
 
そして目指すは・・・甲子園!

六実駅前まちづくりのいま

こんにちは、石井いさむです。
本日は、「六実駅前再開発のいま」と題して、関連情報をお伝えしたいと思います。

1.付近住民の方の意識調査

平成25年度に六実駅前再開発準備組合の下部組織である「六実まちづくりワーキンググループ」において、付近順民を対象にしたアンケート調査を行いました。
 
アンケート結果(pdfファイル)
 
六実駅前のイメージとしては「活気がない」という残念な回答が見られる一方、「静かであること」を六実の良いところとして挙げる方も多くいらっしゃり、短所と捉えがちなことを長所として考え、私たちなりのまちづくりを考える事も大切なのだなと再認識しました。
従来の意向調査は、ともすれば駅前周辺の住民だけに向けられたものとなりがちでしたが、広く付近住民の皆様の意見が聞けたこの調査は、様々な気づきを与えてくれました。
皆様は、六実の駅前に、どのようなことを望みますか?
 

2.マスタープランの検討

再開発組合では駅前の再開発に向け検討を続けています。
その1つの資料として、前年度末にコンサルタントからの報告がありました。
ここに記載のある内容や、特に再開発プランはあくまでもイメージですが、今後のあるべき再開発の姿について考えさせられる内容です。
駅前の現状や住民構成などについてまとめられておりますので、ご一読いただければと思います。
 
報告会資料
 

3.東武鉄道の中期計画、六実〜逆井間の複線化を推進

東武グループ中期経営計画2014〜2016
東武野田線が今年より「東武アーバンパークライン」という愛称に変更された事を機に、東武鉄道が発表した中期経営計画は、六実付近の皆さんの間で話題となりました。
六実〜逆井間の複線化を推進するということです。
これは、六実駅前の再開発を考えるにあたり、おおきなニュースでした。
 
 
六実駅前の再開発を考える上では、様々な事象や意向を多面的に検討する必要があります。
是非、皆様のご意見をお聞かせください。

過去の市政報告から(2) 2014年5月発行-第5号 その2-

前回の続きです。
前回の記事はこちらから

円滑な避難所運営に向けて〜六実第三小学校での試み〜

しかし、いきなり「避難所の運営をお願いします」と言われても、なにをどうすれば良いのか分からない部分が多いと思います。
東日本大震災から3年経つ現在でも、市民の中に「被災時の避難所運営は私たちで行うのだ」という自覚を持っていただけていないのが現状です。これは、皆さんというよりも、私をはじめとする市側の責任が大きいと考えております。
いつ災害が発生しても円滑な避難所運営を行えるようにするには、平常時からの準備や、ひとりひとりの意識の高まりがとても大切な事だと思います。
 
ここで1つ、円滑な避難所運営に向けた試みを紹介します。
 
六実三小では、平成25年度より地域の町会・小学校保護者・小学校・市役所危機管理課などが参集し、定期的に避難所運営会議を開催しています。
避難所の運営と言っても、周辺地域の実情や特性によって、考えなくてはならない事が変わってきます。また、仮に取り決めを行ったとしても、それを理解していただき浸透させるためには多くの苦労と時間だけでなく、地域の方の協力が必要です。
策定の段階から地域の皆さんに関わっていただく事により、「地域の実情に応じた避難所運営のあり方を考え」「地域の皆様に理解していただき浸透させる」という作業のスピード感を上げる事が本会議の狙いです。
 
この会議は、開催より既に半年が経過しましたが、市役所からの情報提供や他市事例の紹介、市民の皆様との闊達な意見交換、防災ゲーム『避難所HUG』(欄外)の体験などの中から、次第に避難所運営の形が見えてきています。
この会議には私も参加させていただいていますが、回を追う毎に皆さんの意識が高まっていくのを間近で感じられます。

避難所HUGとは?


もし、あなたが避難所の運営をしなければならない立場になった時、最初の段階で殺到する人々や、同時に多発する様々な出来事・トラブルにどう対応すれば良いのでしょうか?
避難所HUGは、そのような避難所運営の難しさを、模擬体験を通じて皆さんで考えられるゲームです。
避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所となる体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか。また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験します。
プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出し合ったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
六実三小の開催では、実際に六実三小の平面図を用い、より現実に則したゲームとなりました。実際に体験してみるとわかりますが、間髪を入れず次々と場に出てくるカードにてんてこまいになり、また他のプレイヤー達との意見が合わなかったりして、その解決をしていくうちに自然と対応に対するコンセンサスが醸成されていき、とても有意義な体験です。
避難所HUGは、地域各学校のほか、松戸市パートナー講座でも体験する事が可能です。

大切なのは自助・共助

会議に出席しながら、改めて感じた事があります。それは、自助・共助の大切さです。
自助とは「自分の身は自分で守る」ことで、共助とは「仲間が共に助け合う」ことです。
大規模災害では何が起こるかわかりません。各町会長の皆さんなど、平時に地域で頼りにしているリーダー的存在の人ですら、無事とは限りません。長い期間、家族と離れ離れになってしまうかもしれません。避難所では多くの人と生活を共にするため、普段は経験しないような人間関係のトラブルに見舞われるかもしれません。
 
私は、このような時に活きてくる事こそ、普段の地域での連携や人間関係なのだと考えています。
 
想像してみてください。災害時、避難所に集まった人々のほとんどが知り合いだったら、殺伐とした避難所の中でもほっと一安心できませんか?
反対に、避難所にいる殆どの人の顔を知らなかったら、どうなるでしょうか?人混みの中にいながら、孤独になってしまうのではないでしょうか。
有事には、困難を共有できる知り合いが多ければ多い程安心できるでしょうし、知り合いの殆どいない環境ではストレスの溜まり方も大きくなるのではないかと思います。
また、自助・共助の素晴らしいところは、たとえ災害が発生しなくとも、皆さんの生活に良い影響を与える事です。
たとえば防災会議を通じて地域の皆さんとの連携が図れる事、防災訓練の中で、町会の人々と顔見知りになり挨拶するようになる事。1つ1つは小さな変化かもしれませんが、こういう小さな事の積み重ねの中から、他の地域課題をも解決していくための連携が芽生えて行くのではないかと考えます。
防災のための備えは、市役所だけで行ってしまえば、災害が発生しない限り使用する事の無い「高い保険料」になってしまいがちです。そういう防災は、震災の記憶が薄れてしまえば、次第に立ち消えてしまうかもしれません。
それを普段の皆様の生活に活かせるよう、防災の構えを風化させる事のないよう、石井いさむは今後も「自助・共助に根付いた防災態勢づくり」を推進していきたいと考えております。
避難所運営会議は今後、他の学区にも展開して行く予定です。皆様の地域で開催する際には、積極的なご協力をお願いいたします。

これからの展望

私が市議会議員になり、3年半あまりが過ぎました。市民の皆様のより良い生活の維持向上を目指し、日々活動して参りましたが、ここに来て、議員人生をかけて成し遂げたい事が2つできました。その1つが、今回報告させていただいた「自助・共助に根付いた防災態勢づくり」です。
市民の皆様一人一人の安心・安全、さらには日々の生活の充実を得るために大切なのは「自助・共助・公助の連鎖」です。これはなにも、防災に限ったことではありません。
まず市民の皆様一人一人が理想とする将来を思い描き(自助)、それを実現するために、仲間とともに自発的な活動をはじめる(共助)。市政はそんな皆様の思いや願いに耳を傾け、人々の輪を繋ぎ、実現のための障壁を事前に察知し道筋を整えるなどのサポートをする(公助)。こういう連鎖が起こるような仕組みを作る事により、皆さん自身が自分の住む地域を「私たちのまち」として捉え、ひいては日々の生活の充足感を得られるといった『好循環』に繋がるのだと信じております。
冒頭に申し上げました通り、大地震による災害は今や顕在化したリスクとなっております。このリスクを極小化し、有事においても市民の皆様の安全を最大限に確保すべく市政も日々努力しておるところですが、残念な
事にその取り組みは、現在の所とても十分とは言い難い状況です。
防災における公助の課題は、自助・共助との連携不足です。この事態を是正し、より市民の皆様との連携を高めるために、議会において積極的な提案を進めて参ろうと思います。
今後とも、ご理解とご協力をお願い致します。

 
この記事はpdfでもご覧いただけます→→石井いさむ市政報告(第5号)

過去の市政報告から(2) 2014年5月発行-第5号 その1-

平成26年5月に製作した市政報告です。
松戸市防災のいま
〜どんな災害に遭遇しても市民が安心できる、ただ1つの方法〜

概要

東日本大震災から、既に3年余りの月日が経とうとしていますが、大きな被害を受けた東北地方では、未だに仮設住宅での生活を余儀なくされていらっしゃる方々もおります。被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興を願うばかりです。
平成26年4月25日の政府地震調査委員会の発表によりますと、関東大震災を引き起こしたようなマグニチュード8前後の大地震が、関東地方で今後30年以内に発生する確率は最大5%、マグニチュード7前後の地震が発生する確率は70%程度であり、「規模の大きな地震はいずれ起きると考えて防災対策を着実に進めてほしい」とされています。
震災は地域生活にも多くの課題を残しました。私たちの住む松戸市も例外ではありません。今、私たちがなすべき事は一体どんな事でしょうか?今回の市政報告では、防災にかかる松戸市の取り組みについてお知らせしたいと思います。

松戸市防災のいま


現在、災害時に一時避難できる場所は、松戸市内に130カ所あります。
六実近隣を例にとりますと図1に示す場所となりますが、「災害時はまず学校に避難する」と覚えていただければ間違いがありません。学校は一時避難を受け入れるだけでなく、皆さんの住む家屋が不幸にも倒壊したり火災で焼失してしまったりした際の収容避難場所を兼ねているからです。
災害の直後は電話回線の輻輳などにより、家族や知人と連絡を取りづらくなります。災害発生時にどこに避難するか、あらかじめご家族で話し合い、取り決めておくと安心です。

避難所ってどんな所?

大規模災害が発生した際は、その規模に応じて自宅で生活ができなくなった市民の皆さんが当面の生活を送る場所として、避難所を開設する必要がでてきます。
避難所の利用は、家屋の倒壊や焼失によるものだけではありません。たとえば道路の破損や大規模工場の被災などにより流通が長期的にストップしてしまった場合などは、たとえ自宅が無事であっても避難所に出向いて水や食糧の供給を受ける必要が出てきます。
避難所では、避難者が共同生活を送ることになります。普段のような生活を送る事はできず、生活は確実に不便になります。慣れない共同生活の中ではストレスも溜まるので、少しの事でトラブルが発生するかもしれません。

図2は、避難所の運営に際し考慮しなくてはならない事柄を幾つか列記したものです。これはあくまでも一例ですが、これを見ただけで、考慮しなくてはならない事が多岐に渡る事がご想像いただけると思います。
そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、大規模災害が発生した際の避難所運営に際してはルールの取り決めと、ルールの遵守が求められます。

避難所は誰が運営する?

ところで、皆さんは災害時の避難所運営を誰が行うかについて考えた事はあるでしょうか?「それは当然、市役所の仕事でしょう」とお考えになる方が多いかもしれません。
図3は、災害発生時に市役所が果たすべき機能の概要を示したものです。災害は多くの建物や生活のインフラを同時に破壊するだけでなく、迅速な情報収集を行わないと二次的・三次的な被害をもたらします。また、先々を予見し予防対策を講じないと、その被害は加速度的に増大する恐れがあります。このように、災害時に市役所は市民生活を守るためのコントロールタワーになる必要があります。
その業務量は膨大である事が予測され、過去の事例などを鑑みると、通常業務の多くを縮小しても、短期的長期的に人員不足が発生します。

市民の皆さんが生活を送る避難場所の運営は最も大切な事の1つですが、災害時に限られた人員の中で市役所に全てを望むにはどうしても限界があります。過去の震災の事例を紐解くと、震災時の自治体職員は不眠不休で業務にあたり、実際に疲労で倒れた職員、過労死した職員のニュースが後を断ちません。
おわかりになるでしょうか?
災害時の避難所運営は、市民の皆さん自身が中心となって、自主的に運営していただく必要があるのです。

 
つづきはこちらから
 
この記事はpdfでもご覧いただけます→→石井いさむ市政報告(第5号)