松戸市の放射線量測定状況について

松戸市では、平成23年5月23日(月)より、携帯用簡易測定器において市内における放射線量の測定を開始いたしました。
なお、測定値は、文部科学省などが行っているモニタリングポストでの測定とは、機器の違いや、測定高さなどの違いにより比較はできませんのでご承知おきください。
また、今後、「(仮称)東葛地区放射線量対策協議会」において共通の基準を検討していくこととなっております。それまでの間の暫定的目安値として、平成23年4月19日に文部科学省から発表された福島県内の校舎・校庭等の利用判断における暫定的な考え方の目安値〔平成23年4月以降、夏季休業終了(おおむね8月下旬)までの期間を対象とした暫定的なもの〕である1時間当たり3.8マイクロシーベルトとなっています。
その後、文部科学大臣は、5月27日、福島県内の学校などで放射線量を低減させるための当面の対応を発表しました。それによると、学校での屋外の活動を制限する放射線量の目安は、これまでどおり年間の累積で20ミリシーベルト以下としながらも、今年度は、学校において児童生徒等が受ける線量について、当面、年間1ミリシーベルト以下を目指すとしています。そして、土を取り除くことで放射線量を下げる効果が見込まれるとして、空間線量率が1時間当たり1マイクロシーベルト以上の学校を対象に、土を取り除く費用のほぼ全額を国が負担することを発表しました。


また、教育委員会では、全市立小中学校、高校の校庭及びプールの放射性物質検査を実施します。
まず、校庭に関しては、簡易測定器によって測定を行います。6月6日の新松戸西小、矢切小、東部小、上本郷第二小4校をはじめとして、6月中に順次全学校の検査を行う予定です。
また、プールに関しては、6月2日に千葉県薬剤師会検査センターによる10校分の簡易検査を実施しました。結果に関しては、測定値も含め、市のホームページからご覧いただけます。今後も学校のプール開始前のタイミングに合わせ、6月中に順次全学校の検査を行う予定です。


測定機器名
· HORIBA PA-1000Radi(ラディ)
測定値の出し方
· 連続する5分間の平均値(スイッチを入れてから、2分後、3分後、4分後、5分後、6分後に表示される各1分間平均値5個の平均値)